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ボーイング社や米連邦航空局などでは、座席の位置によって生存率に差が出ることはないと説明している。だが、1985年、日航シャンポー23便が群馬県の高天原山(一般に御巣鷹山といわれているが、厳密にはその南方の高天原山とされている)に墜落し、死者520人という過去最大の大惨事となった事故では、奇跡的に救出された女性4人は、みな後部座席に座っていた。そのため、後部座席のほうが助かる可能性が高いという説が世界中に広まった。また、先述したように、ボイスレコーダーやフライトレコーダーを収めたブラックボックスは、事故のときに衝撃が小さい客室後方に設置されている。たしかに、機首から墜落した場合は、後方のほうが衝撃が小さいといえる。とはいえ、実際に起きている事故は、尾翼から墜落したり、空中で爆発したり、海中に墜落したりとさまざまなケースがある。どの座席がもっとも安全かは一概にはいえないというのが正しいようだ。